⚫︎くろいろ ページ11
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目黒side
初めて会った時、すごく綺麗な人だと思った。
あと、すいくんに似合った物凄く良い匂いがした。
美人は3日で飽きるとかいう言葉があるらしいけど、
今のところ、俺がすいくんに飽きたことはない。
むしろ、どんどんズブズブ行ってる気がしてる。
なんか、すいくんって、行動の1コ1コが全部絵になるというか、
メンバーですら、常に魅せられてるというか。
最初の最初、鉄壁に阻まれてた頃と比べて、
ちょっとずつだけど、すいくんの素っぽいものも見えるようになってきて、余計にそう思う。
ラウールがよくすいくんに膝枕してもらってるけど、俺は多分3分も耐えらんない気がする。
だって、下から見ようがすいくんはかっこいいし綺麗だし。
今だってラウールの頭膝に乗っけて、横に康二くっつけて本読んでる。
すいくんは見るたびに持ってる本が変わってるし、ジャンルだって色々。
前に阿部ちゃんと話してた時に、演技の仕事とかで原作を読む時以外は、
本屋とかに行って、表紙が目についた、とか、題名が気になった、とかの、
ほとんど直感で決めてるって言ってたっけ。
「‥‥えっろ。」
「‥‥蓮くん、口から漏れてるけど。」
あ、阿部ちゃんからグッジョブの手で同意してくれてる。
すいくんに、蓮くんって呼んでもらうにのも、色々あった。
名前で呼ばれてる康二と翔太くんが羨ましすぎて、
けどどうやって言ったら良いのかもわかんなくて、
返事をワンテンポ遅らせたりしてたら、距離置かれるようになっちゃったし。
大慌てで弁明したらしたで、他の人からちょっと冷たい視線向けられるし。
すいくんはそんなこと?って言って、蓮くんって呼んでくれるようになったけど。
「‥‥あー‥‥顔が好き、いや、顔も好き。」
「‥‥ありがとう?で良いのかな?」
ちょっと困ってるのは可愛い。
あんまり困らせると俺のトラウマ刺激されちゃうから程々にするけど。
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作者名:姫色 | 作成日時:2024年4月13日 17時