#05 ページ21
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「 どうするって言われても… 」
飴をあげてから、
ずーーーっと固まり続けてて。
まあ、そりゃそうだよね。
振られるか… って思ってたんだけど。
何かを思い付いたらしく、
リュックからゴソゴソ取り出して
またあの飴玉を渡された。
パッケージには、
「 だ いすき…… 」
もう、爆発しそう。
耐えられなくて抱きしめた。
正直 あの後の事はよく覚えてない。
だけど、俺もちゃんと好きだって伝えて
手を繋いで一緒に帰った事は覚えてる。
付き合ってからも、Aは変わらない。
誰にでも優しいし 誰にでも可愛い笑顔で笑う。
…少し、嫉妬するけど。
だけど、
『 あのさ 』
「 なあにー ジョングクくん 」
『 バレンタインは俺だけにお菓子ちょーだい 』
「 はは、欲張りなジョングクくんだね 」
やっと、名前で呼んでくれるようになりました。
「 あの飴、10袋くらいあげようか(笑) 」
『 Aが欲しいな? 』
「 ……バカ! 」
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作者名:ビョンゴジラ | 作成日時:2016年9月27日 18時