ちょっとだけ。2 (ページ6)

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この授業ゆるいし、Aちゃんの隣座っちゃえ！
ってことで席変わってもらっちゃった☆

Aちゃんはかなり動揺してるけど、
俺と運命だって気付いてもらわないとー！

隣の席に座って、よし！観察！
…って思ったら。

筆箱も一緒、ペンも一緒。
ちなみに今日はトレーナーも一緒。

どこのバカップルだよ！

「見すぎ」

俺の熱狂的な視線に違和感を感じたのか、
ムスッとした顔で俺に言う。

じゃあこの際全部見せてやる！

俺とAちゃんがオソロイのものを、
全部見せてあげたら
口が開いたまま俺を見つめてる。

「本当に俺ら運命かもね？」

しっかり目を合わせて言えば、
顔がみるみるうちに赤くなるAちゃん。

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あの日、たくさん話しかけに行って
それからもたくさん話しかけに行って。

本当に俺とAちゃんはビックリするくらい趣味が一緒で
怖くなるくらいオソロイのものがあった。

だけど、今日は。

『ちゃんとオソロイのもの買おうね』

「 …偶然じゃなくて、ちゃんと、ね。(笑) 」

『偶然でも良かったけどね！デスティニー！』

「だからその呼び方やめてってば…！」

可愛い彼女とオソロイ買いに行ってきます！

Fin.

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