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#02 ページ8

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ある日のバス。

駅の近くでお祭りか何かがあったらしく、
かなり人が乗ってくる。

俺は部活で疲れてたから、
降りるまで寝てようって思ったんだけど。

ふと気が付いたらもう俺が降りる手前で、
思いっ切り隣の人の肩にもたれてたし!やばい!



『 ゴメンナサイ! 』


って、咄嗟に隣の人に謝ったら
いつも気になってたあの彼女だった。

内心バクバクしてて動揺してたんだけど
彼女が乗ってくるバス停はもう通り過ぎてるから。




『 本当にゴメンナサイ… 』


「 あ、いや全然大丈夫ですよ 」



絶対困ってるはずなのに。

もう外は暗いし、不気味だし、
バス停までは遠いし、
もう当分バスは来ないし。

これは俺が送ってくしかない。
…ってか、これチャンスだよな?




『 俺 送ります 』


「 そんな! 悪いです!! 」


『 いいんです! 早く! 着きましたよ! 』



ちょっぴり無理やりだけど、送ることに。

ほら、やっぱりここ森だし
すっげー暗い。俺でも怖い。


ずっと遠慮してる彼女だけど
さすがに怖いと思ったのか、静かになった。


…うん、やっぱりこの子はいい子だ。


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作者名:ビョンゴジラ | 作成日時:2016年9月27日 18時

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