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『 …あの 』
「 はい? 」
『 その…、朝バス一緒ですよね? 』
「 あっ、えっ!知っててくれたんですか! 」
知っててくれた って。
たぶん、彼女も俺のこと知ってるんだろうな。
些細なことだけど嬉しくて。
『 名前、聞いてもいいですか? 』
「 Aっていいます! 」
『 俺はジミン。よろしくね 』
Aちゃんも気になってたはいたのに、
話しかけられなくて困ってたって。
…なにそれ可愛いー!
帰り道、今まで話せなかった分たっくさん話して
お互いの指定席のこととか、高校とか。
彼氏はいないらしい…
ってことは!俺はやっぱりチャンスだよな!
『 はぁ、もっと早く話しかけておけば良かった。 』
「 本当にね!朝ももっと楽しかっただろうなぁ 」
『 Aちゃん、明日から…さ、 』
「 うん? 」
『 良ければ、俺の隣…とか?座ってほしいな〜なんて? 』
「 ふふ疑問形やめてよ(笑)
…もちろん!そうするつもりだったー! 」
…なにそれ可愛いー!(2回目)
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作者名:ビョンゴジラ | 作成日時:2016年9月27日 18時