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『…トントン』
「…A、聞こえる？」
「…うん」
「嫌な思いさせてごめんね…」
「…うん」
「これからは気をつけるから」
「…うん」
彼が悪いわけじゃないけど
何だか怒りの収まりがつかず
私が
いつも使ってない
ゲストルームに閉じこもってると
彼が
ドアの向こうから
話しかけてくれてる
「Aが不安になる事はひとつもないから」
「…うん」
「Aのこと1番に愛してるから」
「…うん」
「…許してくれる…？」
「…うん」
「…俺のこと好き？」
「…うん」
「…俺のこと愛してる？」
「…うん」
「…俺がいないとさみしい？」
「…うん」
「…俺と離れ離れになるの嫌だ？」
「…うん」
『グスン、、』
想像しただけで泣けてきちゃう…
「…じゃあ…ずっーと一緒にいる？」
「うん…いる」
「じゃあ…今度仕事でアメリカに行くけど一緒に行く？」
「うん…行く」
「…ほんとに行く？」
「うん…行く」
「ほんとに？」
「うん…」
「………ィェス…YES！YES！YES！
やったー♪イェーイ♪」
「……？」
ん？
何事？
って思ってたら
彼が誰かに
電話をかけだした
「…あっ！ヒョン！
Aも一緒に
アメリカ
行ってくれるって〜♪
そーーなの♪
うん♪
うん♪
うふ♪
そういう事だから〜♪
えへ♪
よろしくお願いします〜♪」
「…ん？アメリカ？
アメリカってあのアメリカ？
えっ、、
いつ？
どれくらい？
えっ？えっ？えー〜！？」
人は
弱っている時に
決断することは
良くないって
ほんと
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NAKO(プロフ) - 続き楽しみにしております♡ (9月5日 3時) (
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作者名：名無し85203号 | 作成日時：2023年8月3日 22時
