・ ページ38
向井side
図星をつかれた気がしてAの顔をちゃんと見れなくなって、今Aがどんな表情してるかがわからん。
『どっちを望んだかは知らんけど…康二くんが私に言って欲しいと思ってた方が答えやろ「続ければいいと思う」って言って欲しかったんやったら心のどっかで諦めたくないんやろうし、「辞めたらいいんちゃう?」って言って欲しかったんならもう終わりにしたいんやろ』
どっちを言って欲しかってんやろう…Aならどっちかをハッキリと言ってくれると思ってたけど…でも、何となくAなら「続けろよ」って言いそうな気はした。「もっとイケる」って言ってくれる様な…そんな感じ。
『そんな大事な選択を他人に託して逃げんな。選択した先で失敗したら「あの時Aがそう言ってくれたから」って責任擦りつける気やろ』
そうなんやろうか…
『相談っていうんはそれを決めた先の事をすんねん。「まだ諦めたくないけどこれからどうすればもっと名前を知ってもらえると思う?」とか「辞めた後何したらいいかわからんくて何が向いてると思う?」とかそういうのやろ』
向「そうやな…ありがとう」
辞めるも辞めんも何も決められんかったけど…話したことでスッキリはした。
さっきもふわっと思ったけど…Aなら止めてくれるとどっかで思ってた。
先輩に相談しても良かったのにAにしたのはAなら無遠慮に「続けろ」って言ってくれそうな気がしたから…先輩とかなら「まだできると思うけどな」って言ってくれたとしてもきっと最後に「でも康二がそう決めたんなら止めへんよ」って言われる気がした。
向「俺続けたいんかなぁ…」
『いや、知らんよ』
向「薄情もん」
今でもちょっと辞めたいなとは思ってる…でも、相談する前より悶々としてるわけでもなく何となく自分の気持ちが整理できた気がする。
今すぐに答えを出さんでももうちょいゆっくり考えて辞めたいのか辞めたくないのかじゃなくてAに止めて欲しかったのかそうじゃないのかの答えを探すことにした。そしたら_
向「Snow Man?…え、俺が?」
Snow Manへの加入の話がやってきた。
最後のチャンスと思ってたなにわ男子のグループ結成は最後のチャンスじゃなかった。
これをAに相談したら何て言ってくれるんやろう…絶対に「他人に託すな」って言われるってわかってるけど俺は
向「皆さんが受け入れてくれるなら受けたいです」
「ええやん。一緒に頑張ろう」って言ってもらいたいと思った。それが答えや。
426人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作者 - パピヨンさん» パピヨン様。こちらこそリクエストありがとうございました!これからもこの自己満足作品をよろしくお願いします! (5月4日 11時) (レス) @page45 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
パピヨン(プロフ) - お話読ませてもらいました。さすが最高傑作です!ありがとうございました。 (5月4日 9時) (レス) @page45 id: eca3bca511 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - パピヨンさん» パピヨン様。いつも楽しく読んでいただきありがとうございます!リクエスト畏まりました。本日はサブ作品更新予定なので更新までしばらくお待ちください。 (5月2日 12時) (レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
パピヨン(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!リクエストですが、バナナサンドのハモリ我慢ゲームに挑戦する王子が読みたいです。お願いします! (5月1日 19時) (レス) id: eca3bca511 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - pupupupu8887さん» pupupupu8887様。お望みの展開かは分かりませんが確実に関係性は進展します!またいつ三月を出すかは不明ですが気長にお待ちください! (4月22日 19時) (レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2024年4月10日 22時