めめの娘は可愛いお姫様

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蓮side


すぐに追いかけたから、Aは楽屋のすぐそばにいた。


歩いてるAの腕を掴んだ。


蓮「A、待って。勝手に楽屋から出ちゃダメでしょ？」


Aの正面に行って顔を覗き込むと、Aの顔は明らかに怒った顔してて。


蓮「A、何で怒ってんの？」


「···おこってないもん、」


蓮「怒ってるじゃん。ほっぺぷくーってして」


ぷくーっと膨らんだほっぺをつんつんすると、Aの目から涙がこぼれた。


蓮「···A、どうした？」


指で拭っても拭っても溢れてきて、どうしたのか聞いても答えてくれない。


蓮「A、何で泣いてるのかパパに教えて？教えてくれないとパパわかんないよ？」


「···パパ、Aのこときらい、？」


蓮「え、何で？」


「だって···」


振り返って楽屋の扉を見つめるA。


···あ、そういうことか。


蓮「ヤキモチ妬いちゃった？」


「···うん」


さっきの女の子にヤキモチ妬いちゃったみたい。


蓮「ごめんね？ヤキモチ妬かせるつもりはなかったんだけど、傷つけさせちゃったんならごめん。ほら、おいで」


Aを抱きしめた。


すると、楽屋のドアが開いて女の子が1人で出てきた。


蓮「あれ？もう楽屋戻るの？」


「はい！しゅうろく、よろしくおねがいします！」


そう、俺に頭を下げて女の子は自分の楽屋に戻った。


蓮「ほら、Aも戻ろう？」


Aを抱っこして楽屋に戻った。


蓮「A、帰ってきたよー」


ラウ「あ、Aちゃん！急に楽屋出てっちゃうからびっくりしたよ？」


康二「涙目やん。どうした？」


蓮「ほら、みんなに言いな？Aと遊んでーって」


「···Aとあそんで？」


佐久間「遊ぶに決まってるじゃん！ほら、おいで！」


深澤「さっきの続きしよっか、Aちゃん！」


またみんなに構って貰えて嬉しそうなA。


ご機嫌になってよかった。


fin

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