とある美術部員のモデル事情 ページ5
｢はぁ…困ったなぁ。｣
顎に手を当てながら悩めるググくん。かっこいい…じゃなくて！
｢珍しく、悩んでるねぇ。スランプかーい？(笑)｣
｢いや、モデルを頼んでたんですけど、時間になっても来ないんですよ〜。｣
モデルね…女の子？…別に気にしないけど…
｢あ、そうだ！｣と、突然私に熱い視線を送ってきた。
｢な、なに？どしたの？｣
｢ウサミさん、代わりにお願いできませんか〜？｣
必死に狼に食わないでと訴えかけるようなうさぎのうるうるした瞳でみつめてくる。
ず、ずるい。だから、その目で見るんじゃない。
｢ぇー、でもググくんモデルを絶対改変するんだもん…この前だって…｣
そう…忘れもしない…あの時だって…(泣
＜遡ること一週間前＞
その時私はググくんにモデルを頼まれていた。
正直、モデルに選んでくれたのもすごく嬉しかったしどんなふうに私を描いてくれるかすごくワクワクしていたのだが……。
｢ウサミさん、できましたよ！｣
｢ほんと！？どれどれ〜？ニコニコ｣
喜び勇んで駆け寄ってみると、
え？！コレガワタシデスカ？
どっかのファンタジー要素バリバリ感じるんだけど！
いやいや、こんな所に尖っ耳生えてませんけどっ？！髪もロングじゃないんだけどもっ！？
って感じで…。
｢あの時の、全然私って感じじゃなかったじゃん。というか、誰この人？！ってレベルだったよ！(汗)｣
｢美化しすぎでしたかねー…。｣
いや、そういう問題でもないと思います。
｢まあ、とにかくポーズだけでも後で部長に頼めば良いよ。｣
そう言うと、急に焦りだした彼。
｢え！！だって僕のお願いしたいポーズって��椅子の上にちょこんと可愛くと体育座り��ですよ？！｣
｢椅子の上にちょこんと可愛く……｣
何気なく、部長のその姿を想像してしまった。
ないない！！見ていられない…。
｢そんなの気色悪すぎて見てられませんよ〜(汗)｣
グクくん自然と毒吐いたなあ(笑)
｢僕が求めるのは、直視に耐えうる可愛さなんですよ。｣
直視に耐えうる可愛さ…それって私ならOKってこと？！////////…アチチ((照))
｢あぁ、安心してください。ウサミさんなら、"ギリ我慢"できますんで(笑)グッジョブ！｣
｢ギリ我慢できるレベルなんだ……(泣
なんか傷つく…｣
でもまぁ、少しは可愛いって思ってくれてるってことだよね！うん！…
｢しょ、しょうがないからやってあげるよ。｣
とまぁ、引き受けてしまいました。
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愛ちゃん(プロフ) - オリエンスさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！頑張れます！(^ ^)これからもよろしくお願いします！ (2016年11月20日 18時) (
レス) id: 152a8bc151 (このIDを非表示/違反報告)
オリエンス - 私も美術部ですけど読んでて「うわーそっくり」ってめっちゃ思いましたww二次オタ多いですもん(笑) (2016年11月20日 18時) (レス) id: 7b1a6e6fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛ちゃん | 作成日時：2016年10月7日 20時
