とある美術部員のモデル事情その4 ページ8
そろそろ下校時間も近づいている。
引き続き、グクくんの指示通りポーズを取り続ける。
窓から差し込む夕日が、キャンバスと向き合うグクくんの表情を照らす。
私は彼の真剣に絵と向き合う姿が好きだ。
彼の真剣に、筆を進める姿や息遣いを隣で見てるだけで、自然と暖かい気持ちになって、嫌なことも忘れてしまう。
｢よし｣
どうやら絵が完成したみたい。
｢できたの？み、見てもいい？｣
｢もちろん！今回は、ウサミさんそのままですよ！｣そう、自信満々に答える彼。
グクくんがそのままの私を描いてくれた……気持ちが高ぶる。
｢………………………………。｣
((キラーン♡！世界の平和は、マジカル少女が守っちゃうぞっ♡))
イラッとさせるポーズの、魔法少女だよ。
｢え？な゛に゛こ゛れ゛……(怒)｣
｢何なのよこれえええええ！！｢ま、待ってくださいいいいいい！(汗)｣
ドスっ！
思わず感情的にその絵に拳を投げ入れようとした私をグクくんが慌てて手で押さえ込んだ。
｢もう、ポーズから違ってるしっ！！(泣｣
｢ちなみにこれは、リボンちゃんです！！｣
〜もっと膝抱えてください(ニコ)〜
｢あれは、何だったのー！何だったのぉお(泣｣
｢よく見てください(笑)｣そう言って、絵を指さすグクくん。
｢ほらここ。｣
｢なに？…(泣｣
彼の指差すところを見ると……
明らかにリボンちゃんとやらのスカートがめくれてチラリしてるところ…(泣
｢そっくり同じですよ！ウサミさんとwwwwww｣
そう言って、目線を私のスカートの方に移した。
｢え゛！？そんなとこと同じにするなああああ！(泣
いくら興味てないと言ってデリカシーなさすぎだよぉ…ほんと。というか、あの一瞬でよく柄まで…(呆)｣
｢いや、それならさっき部長に頼んでカメラに収めてもらったんです！｣
ああ、それであの時部長カメラを…。
っておい！
｢部長おおおおおお！｣
あの後先輩が、Aにボコボコにされたのは無理もない。
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愛ちゃん(プロフ) - オリエンスさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！頑張れます！(^ ^)これからもよろしくお願いします！ (2016年11月20日 18時) (
レス) id: 152a8bc151 (このIDを非表示/違反報告)
オリエンス - 私も美術部ですけど読んでて「うわーそっくり」ってめっちゃ思いましたww二次オタ多いですもん(笑) (2016年11月20日 18時) (レス) id: 7b1a6e6fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛ちゃん | 作成日時：2016年10月7日 20時
