62話 ページ16
突然、襖がスッと開き、髪を拭きながらテヒョン君が入って来たのが目に入り、慌てて目線を逸らした。
「……………。」
テヒョン君も、私に気づいてすぐに顔を背けた。
「次は、俺ー?じゃ、風呂いただきまーす。」
ジミンの声にはッとして彼は、タオルはもう置いてあるから、と慌てて返事をした。
テヒョン君と二人きりになって、急に気不味くなってしまった。
お互い静かな部屋で、黙っていると
「髪…。」
「…え?」
「…髪、乾かそっか?」
自分の髪を乾かすのに他人の了解が必要なのか?と一瞬不思議に思ってしまった私は、首を傾げた。
「…いやいや、そういうことではなくて。Aちゃんの髪乾かそうか?って。(笑)」
あぁ、なるほど。
ようやく意味を理解した私に、Aちゃん面白いねー、なんて二ヒヒと四角く笑っている。
「…でも、いいよ。悪いし。」
悪い、と言うよりも照れ臭いから、それにさっきのこともあって今はあまり話したくないのだ。
私の断りに対し、
「ダーメ。風邪ひいちゃう。女の子は体冷やしちゃダメだよ。」
なんて言って、既に右手にドライヤーを持って自分の顔に当てて遊んでいる。
"というか、俺がやりたいの〜"
自分の座っている前を叩いて、私に座るよう促しているテヒョン君に断ることもできなかった。
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ほったん☆ - オリフラ外したほうがいいと思います!めっちゃ面白いです!更新ファイティン*^_^* (2017年3月18日 2時) (レス) id: 58e277c22c (このIDを非表示/違反報告)
拳銃(プロフ) - オリフラ外してください (2016年12月18日 23時) (レス) id: a77c39bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
愛ちゃん(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます泣励まされます!未熟者ですがよろしくお願いします! (2016年12月18日 15時) (レス) id: 152a8bc151 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 15時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いお話で、続きがきになります。次話の更新頑張ってください。あと、オリフラは外しておかないと駄目なので…。 (2016年12月12日 16時) (レス) id: 50a7649c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛ちゃん | 作成日時:2016年12月7日 18時