54話 ページ6
「もしもし…」
掃除中に鳴った携帯を取る、
「……あの…」
「…なに。」
「……。」
電話の相手は、ジミンなのにかけて来た本人は黙ったまま。
「…何か用があってかけて来たんでしょ。黙ったままだとこっちが困るよ(笑)」
「用がないなら切るよ、私は今部屋の掃除で忙しいの〜」
そういうと、慌てて
「いや、別に用はないけどっ。…ただ…お前に電話したかっただけ。それとも用も無ければAと話しちゃいけないのか？」
"お前の声が聞きたかったそれだけ。"
ジミンの声は、真剣そのもので戸惑う。
もしかして、昨日のこと心配して電話を…。
「……ジミン。ありが、」
「…ププッ。いゃ〜、ねぇ？まーた目でも腫れて泣いてるんじゃないかと思ってさ〜(笑)大丈夫かーwww」
「……。」
前言撤回。
彼のあの一言に、ちょっと
"なに…やさスィー"
とか心揺れちゃったけども前言撤回だから。
アイツ…落ち込んでる私を面白がって電話して来ただけじゃねぇか！
「ちょい！昨日、泣いてるの見てたじゃん！明らかに失恋したのわかるじゃんっ！察しろよ、つーか、察した上で傷口エグろうとしてんのか、え？え？」
「てかさー、明日テヒョンと出掛けるんだけどお前も来ないー？」
「って、おい！無視すんな！」
メチャクチャ、さっきまでシリアスな精神状態だったのにとんでもないキャラブレそうだよホント…はぁ。
「…まぁ、俺が言いたかったのはさ…
この世に男は腐るほどいるんだからさ。あんまり気を貼るなよ…」
「…ジミン。(涙)
……ってなるかー！？さっきの流れからいって、なるかー！？なに最後の最後で、きちんと慰めてる感だしてんの？」
はぁ…ったく。
でもわかっている。
彼が本当は私をを心配してくれている事、私を励まそうとしてあんなことを言うのも。
全部わかっているんだ、幼い頃からジミンはそうだった。
なんだかんだで、いつも私が辛かったり悲しい時にそばにいてくれた。気にしてくれた。
「それで、明日行くの？」
「…行く。」
彼なりの優しさに甘えてやるよ。
ありがとう。
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ほったん☆ - オリフラ外したほうがいいと思います！めっちゃ面白いです！更新ファイティン*^_^* (2017年3月18日 2時) (
レス) id: 58e277c22c (このIDを非表示/違反報告)
拳銃(プロフ) - オリフラ外してください (2016年12月18日 23時) (レス) id: a77c39bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
愛ちゃん(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます泣励まされます！未熟者ですがよろしくお願いします！ (2016年12月18日 15時) (レス) id: 152a8bc151 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 15時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - コメント失礼します。とても面白いお話で、続きがきになります。次話の更新頑張ってください。あと、オリフラは外しておかないと駄目なので…。 (2016年12月12日 16時) (レス) id: 50a7649c25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛ちゃん | 作成日時：2016年12月7日 18時
