紅一点×SnowMan⑨ (ページ20)

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そのままラウちゃん、さっくんの部屋に入れられる。

目『言ったじゃん。恋バナするために部屋に行ったって。Aのも聞かせて。』

「えっ、、、い」

ラ『楽しみ楽しみ〜。Aちゃんなかなか教えてくれないんだもん。』

そのままソファに座らされ、尋問が始まる。

佐『えっと、、、。初恋はいつですか？』

「え？いきなり？」

ラ『当たり前じゃん。』

ラウちゃん、さっくんがキラキラとした笑顔で
こちらを見つめてくる。私をここに招き入れた蓮は
興味ないのか、携帯でYouTubeを見てるけど。

「うっ、、、。わ、分かったよ。中3。」

ラ『えー！てことは入所してからだよね？誰ー？知ってる人？』

佐『うわっ。そうじゃん。分かんね。教えてよ。』

嫌だなぁ。なんか今更言うのも恥ずかしさがあるし。

「嫌だよ。」

ラ『、、、。』

佐『、、、。』

2人が大きな目をきゅるきゅるさせながら
こちらを見てくる。

「、、、。分かったって。言うよ。優吾だから。」

佐『うわぁ。まじか！』

ラ『親友さんなんじゃないの？』

「もちろん今は親友だよ。けど、入所して最初に仲良くなったのが優吾なの。そんな時に私はまあ、恋していたのかな。けど、優吾がそんなふうに見てないのは分かっていたから、気持ちを押し込めたんだよね。」

ラ『そっか。Aちゃんも叶わない恋をすることあるんだぁ。』

「もう、私のはいいよ。みんなの聞きたい。あ、さっくんはいいや。どうせ雨木ちゃんのこと気になってるんでしょ？」

佐『ふぁ！？』

ラ『雨木ちゃん？誰？』

私はラウちゃんに
雨木ちゃんとの出会いを簡単に話していく。

ラ『へー！Aちゃんの友達ね。いーじゃん。』

佐『いや、まあ。そうだけど、、、。』

自分のことになったら慣れてないのかもごもごし出す。

「ラウちゃんは？」

ラ『僕？僕はないよ。』

そんな話をしていたら、結構遅い時間になってしまった。

「そろそろ部屋戻るね。明日に備える。」

目『俺も。おやすみ。』

ラ『おやすみ〜。』

佐『おやすみ〜。』

蓮と共に部屋を出て、部屋に戻ろうとカギを開けたら
蓮も一緒に入ってきた。

目『、、、いーよね？』

「、、、。」

否定も肯定もせず、部屋の中に招き入れる。
それで彼は意味を理解してくれるはずだ。

扉が閉まると同時に深く口付けをされる。
そのまま2人でベットになだれこんだ。