紅一点×SnowMan⑨ (ページ22)

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「俺、山好きなんすよね〜。」

A『私は虫いるから嫌い。』

「あ、虫嫌いだったね。」

店を出て、そんな感じで適当に話していたら
1時間半も歩いていたらしい。

ようやく、人に遭遇して、話しかけることができた。

A『こんにちは。お話いいですか？』

おばあちゃん『あら？朝ドラの。』

A『SnowManの松雪Aです。』

「SnowManの佐久間大介です。」

自己紹介とインタビューを行なっていく。

「月山山麓湧水群ってところに行きたくて。」

A『歩きだともっとかかりますよね？』

話を聞いてみると更に2時間かかるらしい。

「とりあえず行くか。」

A『うん。』

山の方向にひたすらに歩いていく。

スタッフ『松雪さんすみません。』

A『え？』

ス『いや、1番ハードな地区だったかもしれません。』

スタッフさんがすごく申し訳なさそうな顔をしている。

A『そんな。大丈夫ですよ。』

「Aはうちのグループにいるだけあって体力はめっちゃあるんで。」

俺のドヤ顔を見て、
スタッフさんもAも笑ってる。

どうにか道で知り合ったおじさんに乗せてもらい、
スノーシューのレンタル店に向かう。

「雪やばいっすね。」

A『こんな多いの初めて見たかも。』

ス『松雪さん雪は見ないですか？』

A『そうですね。スキーとかも行ったことないですし。』

Aはまじまじと雪を見ている。

「触らないの？」

A『え？』

「雪。ほらっ。」

俺はAに雪玉を投げる。

A『うわっ。』

「ほれほれっ。」

そのまま雪合戦が始まる。
Aはめちゃくちゃ楽しそうだ。

スタッフ『あの、そろそろ行かないと。』

A『あっ。すみません。』

「えー。」

送ってもらったおじさんとも別れる。

「じゃあ、俺情報もらってくるわ。」

A『ありがとう。』

Aには外で待ってもらって受付に向かう。