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突然のことで、頭が回らない。
｢…いや、お母さんが、言ってて｣
わたしがそう言えば、ふぅん、て。
なんとか平然を保つ。
近かった距離が、また少し、遠くなって。
渡｢…100人に1人｣
ぽつりとそう呟きながら、またチョコを1口。
渡｢…それって少ねぇの？｣
｢え、いや…まあ、少ないんじゃない？、｣
なんか思ったよりも、掘り下げてくる。
渡｢…俺がお前と結婚したら、またその確率上がるんだろうな｣
｢…この世界中の数の中の1組なんて、さほど影響ないでしょ｣
なんだかお互い、らしくない数字の話。多分翔太も、何話してるのかわかってないと思う。
渡｢…帰るわ｣
突然そう言い、ベッドから立ち上がる。
｢ああ、うん。｣
わたしの部屋から出ていく翔太を追いかけ、玄関まで着いていき、んじゃ、と家を出る翔太の背中を見つめる。
想像してたよりも、翔太が男らしくなってることにびっくりにした。
昔の泣き虫翔太に比べたら…。
いつの間に翔太は、�狠豊瓩砲覆辰討い燭鵑世蹐Α�
なんだかわたしだけ、どんどん置いてけぼりな気がして。
…ちょっとだけ、寂しくなった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『あんた渡辺のなんなの？』
帰り道。突然話したこともない同級生の子に呼び止められる。
1人は泣いてて、その周りに、3人。
｢…なんなの、と言われても｣
『昨日あんたの家から渡辺が出てきたの、見た子いるんだけど』
…あー、翔太が家に来た時か。
『この子渡辺の彼女。それ知って泣いちゃったんだけど』
泣いてるその子と目が合うけれど…どうしたらいいか、わからない。
｢…あ、ごめん。翔太は、その、生まれた時からの幼馴染で、｣
『は？彼女でもないのに呼び捨てとかきも』
…えぇ…。
｢…え、どうしたらいい、のかな。｣
幼馴染で、もはや家族みたいな関係で。
呼び捨てやめろ、と言われても。
『とりあえず呼び捨てやめて？あと渡辺にあんま関わんないであげてくれない？この子すぐ不安になっちゃうから』
｢…わかった｣
満足したのか、その子たちはどこかへ行ってしまって。
…いいじゃん。呼び捨てくらい。家隣なんだもん。幼馴染なんだもん。
…どんなに頑張ってもわたしは、
この関係から抜け出せないんだから。
付き合ってるだけいいじゃん。
好きって言われてるんでしょ？
｢…いいなぁ｣
なんか初めて、幼馴染ってこと、後悔してる。
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みらくる(プロフ) - ビー玉ころころさん» コメントありがとうございます！そして嬉しいお言葉まで😭書き溜めているのでまた一気更新するかも！笑 (4月19日 17時) (
レス) id: c03ab64b2c (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉ころころ(プロフ) - 新作待ってました！とっても嬉しいです！みらくるさんのお話には、あたりしかないのでこの後の展開がどう転ぶのか楽しみです。にやけながら、楽しく読ませていただきます笑 (4月14日 19時) (レス) @page6 id: d17bac7dda (このIDを非表示/違反報告)
みらくる(プロフ) - Lucy-ruuさん» コメントありがとうございます！渡邊さーん！しょぴと幼馴染になれます👍🏻笑 (4月10日 20時) (レス) @page4 id: c03ab64b2c (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - みらくるさんの新作待ってました！！それに渡邊さんがお話しにでてくるなんて嬉しすぎます(^^)苗字がまさに渡邊ですので…笑 これから楽しみです！頑張って下さーい( ^ω^ ) (4月8日 19時) (レス) @page1 id: fd92b233e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みらくる
| 作成日時：2024年4月8日 15時
