宅配便のお兄さん【JM】

誤解 ページ13

　


HS「この度は、申し訳ありませんでした」




ホソクさんと一緒に、パクさんの勤め先までやってきた。



先日のエレベーターの件で、謝罪に来たのだ。




JM「大したことなかったですし、気にしないでください」



パクさんの勤め先の方も、大丈夫だと言ってくださった。




それでもお菓子を渡して、今後そんなことがないようにときちんとお詫びした。








HS「本当にすみませんでした」





JM「本当に大丈夫ですから」




「ありがとうございました。助けていただいて」




HS「庇ってくださったんですよね。かっこよかったです」




JM「いえいえそんな」




HS「パクさん失礼ですが、ご結婚は？」








何を言い出したのかとびっくりした








JM「いえ、まだです。」




HS「そうですか。怪我をさせてしまったので、
　 ご家族がいらっしゃったら謝罪をと思ったんです。」



JM「そんな、全然大丈夫ですよ。一人暮らしですし、
心配する人もいませんから。残念ですけど。」




HS「そうですか。Aちゃんと同じだね」




「ホソクさんっ！」




HS「ハハハすみません。彼女独り身なので、よかったら今度デートでもしてあげてくださいね。
パクさんに抱きしめられて、顔真っ赤だったんですよ。」




「やめてくださいよ！ ごめんなさいパクさん」






JM「いえ、僕は全然」






苦笑いしてるじゃん。



恥ずかしくて仕方ないよ。















それから、ホソクさんと会社へ戻った。



「変なこと言わないでくださいよっ」



HS「ごめんごめん笑。でもこないださ、病院行ったときにさ
　彼に聞かれたんだよ。」



「パクさんにですが？何をですか？」



HS「Aちゃんと付き合ってるのかって」




「え？なんでそんなこと」
　


HS「さぁ。でも彼は誤解してるみたいだったからさ」



「それは困ります」

　


HS「これで、誤解も解けただろうし、
Aちゃんのこと意識するでしょ」






「それは確かに良かったのかもしれませんけど」






HS「まぁ応援してるよ☆」

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